血管外科アクセスセンター|沼津市の透析クリニック

血管外科アクセスセンター

血管外科アクセスセンターとは

血液透析患者の増加、生存率の長期化に伴い、ブラッドアクセス(内シャント)作成困難症例は増加し、ブラッドアクセスに関係する様々な合併症が高頻度に見られるようになりました。これらは極めて特殊な病態をもち、対応には高い専門性が要求されるにもかかわらず、これまで専門診療施設がごくかぎられており、その結果、治療成績 、アクセス管理に大きな問題点、課題が生じているのが現状と思われます。

当施設では、より多くの症例に対応することが、問題点をより明確にでき、技術向上につながり、課題克服の 最短経路になるという信念のもと、腎臓内科、泌尿器科、循環器内科、血管外科各専門医および看護師、 技士によるチームを作り、静岡県東部に限らず広い地域のブラッドアクセスに伴う様々な問題に積極的に対応し、透析患者様に質の高い医療を提供できるよう日々努力を重ねております。

診療内容・診療案内

血液透析用アクセスの新規作成。
アクセスに関係する合併症(シャント狭窄・閉塞、静脈高血圧、スティール症候群) の診断、内科的、外科的治療(PTA含む)。
シャント作成困難症例への対応。人工血管による内シャントの 作成、維持。心機能、末梢血流等に問題があり、アクセス造設に迷う症例への対応。
その他ブラッドアクセス に関する困難な症例がございましたら、是非ご紹介いただければ幸いです。

入院について

手術は1泊又は数日の入院を基本としております。
外来は予約制を原則としておりますが、アクセストラブルには 緊急、準緊急に対応を要する場合が多く、新規作成、閉塞症例を含め、可能な限り迅速に対応しております。
緊急症例、早期の治療・診断を要する症例、希望される症例については、いつでもご連絡いただきたくお願い申し上げます。

ご不明な点は、血管外科アクセスセンター長 若林 正則、または専属コーディネーターへご連絡ください。

血管外科アクセスセンター長 若林 正則

TEL.055-922-0222

【受付時間】月~土24時間無休 日曜休診

院内風景

施設・設備

  • 手術室

    透析シャント、下肢静脈瘤等の血管外科手術を中心に行っています。
    術中映像をハイビジョン録画撮影できます。

  • カテーテル室

    事前に検査した超音波画像もカテーテル室内モニターへ表示できるため、無被曝、低侵襲な治療が可能です。

  • CT室

    8連高速ヘリカルスキャンにより短時間検査が可能です。
    撮影画像から3D画像化が可能です。

  • 院内画像環境

    院内ネットワークを整備し、診察室、手術室、カテーテル室、透析室、医局等で画像を閲覧することができます。
    大容量動画サーバー設置によりDSA、超音波画像、CT、X線透視画像すべて記録が可能、動画、静止画を同時に表示可能です。

医師紹介

血管外科アクセスセンター長 若林 正則

  • 東邦大学医学部医学科 卒業
  • 東海大学移植Ⅰ教室
  • 国立東静病院
  • 心臓血管外科を経て、望星第一クリニック院長
  • 医学博士
  • 透析医学会 認定医

顧問 阿部 良悦

  • 秋田大学医学部 卒業
  • 望星第一グループ御殿場地区 透析統括部長
  • 静岡県腎不全研究会 幹事
  • 心医学博士
  • 透析学会 指導医
  • 泌尿器科学会 指導医
  • 細胞診 専門医